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サブリーダー　山本祐貴（やまもとゆうき）さん

部署／精整 冷鋸

入社／2011年４月

■知識ゼロでも確実にスタートできる

弊社には１年間のOJT期間があり、私は４年前から指導者を任されています。製品の切断や運搬などの作業をしながらマネジメントも行うのは容易ではありませんが、新入社員に基礎を教えることで、自分自身もより責任感を持って業務に取り組むようになりました。

チェック項目は安全点検やラベルの貼り付け、設備の操作など、簡単なものから複雑なものまで約30項目あり、そのほとんどを完全に１人で行えるようになるまで指導します。その中には資格の取得も含まれており、製品の取り扱いに必要な基礎知識を身につける「形鋼検査員」のCランクは、入社３か月以内に必ず取得してもらいます。

項目のクリアはもとより、メモの取り方や行動パターンを先輩たちと照らし合わせ、自分に何が足りないかを考えてもらうことも大切にしています。また、歓迎会や食事会、レクリエーションなどを交え、職場に早く溶け込めるように工夫もしています。

弊社では出荷した製品が造船や建築物に使われていることが目に見えて分かるため、自分が関わる仕事にやりがいを持つことができます。大切なのは安心安全な環境で製品を作ることです。操業では手順を正しく守らないと安全を担保できません。まずは自分自身がルールを遵守した上で品質を追求していきます。

新入社員は仲間というより、私はむしろ家族に近いと思っています。ですからケガは絶対にしてほしくないし、落ち込んでいれば励ましたい。できないところがあれば手を貸します。仕事において達成感や魅力を感じるポイントは人それぞれだと思いますが、早い段階でそれらを見つけることができるようにサポートすることも、私の役目だと思っています。

東口 卓哉（とうぐち たくや）さん

部署／精整更生

入社／2013年４月

■技量がクオリティを生む

私の所属する更生では、出荷前の製品の最終加工を担当しています。圧延機で加工された巨大なへの字型の造船用形鋼を点検し、必要に応じてガスで切断したり、キズがあればグラインダーで取り去ったりします。

キズ取り加工は完全に手作業で、キズが深ければ板厚を割らないように慎重にグラインダーを操作しなければなりません。感覚的なものは作業を重ねるごとに身につきます。自分で判断できるようになると一気にこの仕事が面白くなりますよ。

私は高校で電気関係の基礎知識を身につけて、弊社に入社しました。きっかけは姉の友人の紹介です。取り扱う製品も操作する機械もスケールが大きすぎて、最初は何をすればいいか全く分かりませんでした。しかし、担当の指導員がマンツーマンで順序立てて教えてくれたので安心して自分のペースで仕事を覚えることができました。

クレーン、玉掛け、ガス溶接、切断など色々な資格を取得しましたが、クレーン試験だけはなかなかクリアできず、一時は仕事を辞めようと思ったほどナーバスになりました。けれど先輩に励まされ、なんとか合格できて今があります。

取得したからこそ言えるのですが、資格はあくまで資格。作業のクオリティは個人の技量によります。自分の中で目標を決め、真摯に向き合うことで、確実に成長できるのだなと感じています。次に取りたいのは電気溶接の資格です。自分が使っている道具が故障したときに、自分でメンテナンスできるようになりたいです。

入社10年目に入る今は後輩を指導する立場になりました。分からないことがあれば、些細なことでもどんどん聞いてほしいですし、挫けたときは全力でフォローしたいです。この仕事は特に職人になりたい人、憧れている人におすすめです。興味のある方、お待ちしております。