2021年福山市有効求人倍率を発表! ハローワークに掲載が多い職種は〇〇?
2021.02.15掲載
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2021年福山市有効求人倍率を発表! ハローワークに掲載が多い職種は〇〇?

 

転職を考えた人であれば、「有効求人倍率」は一度は耳にしたことはあるのではないでしょうか?

しかし、詳しくはよくわからないという方もいるかと思います。

今回は、「有効求人倍率」や倍率に繋がりのあるものについて、ご紹介します!

 

有効求人倍率はどのような数値?―

これは「有効求人数(仕事の数)」「有効求職者数(仕事をしたい人の数)」割った数値です。

このデータはハローワークで1ヶ月で登録のあったデータを基に出されたものとなっています。

 

有効求人倍率の他に―

 

有効求人数とは?有効求職者数とは?いくつか詳しくご紹介します。

 

1-有効求人倍率とは?

この倍率とは主に全国のハローワークにあるデータを基に厚生労働省が制作・発表しているものです。

(※街中の求人情報誌やネットの転職情報サイトの求職者数は含みません。新卒も同様)

 

2-有効求人数とは?

ハローワークの「1ヶ月の新規登録された求人数」と「前月から繰り越された求人数」の合計です。

 

3-有効求職者数とは?

ハローワークで「1ヶ月の新規申込みの求職者数」と「前月から繰り越された求職者数」の合計を表しています。

一見すると有効求人数と似ていますが、こちらは求職者=就職希望という訳です。

 

4-季節調整値とは?

毎年、同じ時期に起こる変動を取り除くことを季節調整値と言います。

雇用・失業や景気情勢をみるうえで、季節変動の影響を除く必要が出てくるため、季節調整値として算出します。

<一例>農業に就業している場合・・春夏の時期に業務が増加し、秋冬には落ち着き減少する

 

5-完全失業率とは?

完全失業者を労働力人口で割って算出した数値です。

15歳以上の働く意欲のある人のうち、現職がなく、求職活動を行っている人の割合を言い、

これが高くなるほど「仕事を探している人」が多いことを示します。

完全失業率については、総務省が算出し「労働力調査」という形で毎月発表しています。

 

 

もっと詳しく―

1倍を上回る(1.1倍など)・・仕事を希望している人(求職者)よりも仕事の数(求人数)の方が多い → 売り手市場

1倍を下回る(0.9倍など)・・仕事の数(求人数)より仕事を希望している人(求職者)の方が多い → 買い手市場 を示します。

つまり、有効求人倍率が高いくなると人手不足になり、反対に低くなるほど就職が難しいということに。

また、この有効求人倍率は同時期の景気とほぼ連動しており、景気の状況を知る基準としても重視されています。

<一例>

1990年7月バブル期のピーク → 1.46倍

2008年リーマンショック直後 → 0.4倍

 

上記のように景気を連動していることが一目瞭然です。

リーマンショックから有効求人倍率も大きく落ち込みましたが、2010年以降少しずつ右肩上がりになり、回復傾向へ。

更に2014年には1倍を上回り、その4年後の2018年には1.61倍にまで上昇しました。

ですが、新型コロナウイルスの影響で2020年の有効求人倍率も大幅に低下し、1.18倍を記録。

この結果は1975年にあったオイルショックに次ぐ、45年ぶりの下げ幅となりました。

 

都道府県別(1部抜粋)の有効求人倍率ランキング―

2020年における平均倍率は下記の通りです。

※就業地別・新規学卒者を除きパートタイムを含む

No. 都道府県 有効求人倍率
1 福井県 1.71
2 岡山県 1.58
3 島根県 1.55
17 広島県 1.31
39 大阪府 1.09
44 東京都 1.07
45 福岡県 1.05
46 神奈川県 1.03
47 沖縄県 0.9

上位3位・下位3位・当県広島、大阪、東京の倍率を抜粋でご紹介しました。

最高値は福井県の1.71倍で、最低値は沖縄県の0.9倍ということがわかりました。

年間平均で見ると1倍を下回っているのは沖縄県のみですが、昨年4月の緊急事態宣言発令以降から多くの都道府県で大きく低下し、

昨年12月の倍率では、10都府県で1倍を下回るという結果になりました。

 

福山市の有効求人倍率は?―

先ほどは、都道府県別でご紹介しましたが、続いては気になる「福山市」の有効求人倍率をご紹介します!

令和2年11月現在ハローワーク福山の有効求人倍率は1.56倍という結果でした。

前年同月比では0.53減少しており、ハローワーク福山での紹介で就職件数は387件と前年度同月比から25件減少となりました

 

職種別各5位―

次は職業別の有効求人倍率をベスト・ワースト各5位をご紹介します。

—職業別の有効求人倍率ベスト5―

  1. 建設躯体工事*(9.42倍)
  2. 保安(6.82倍)
  3. 土木(6.79倍)
  4. 建築・土木・測量技術者(6.26倍)
  5. 採掘(5.06倍)

*躯体工事は、柱、壁、梁、床、天井といった建物の骨組みを作る工事のことで、

工期の中で最も時間を要する工程でもあり、建物の主要構造部を作る重要な工事です。

 

—職業別の有効求人倍率ワースト5―

  1. 美術家、デザイナー等(0.19倍)
  2. その他の運搬等(0.2倍)
  3. 事務用機器操作(0.23倍)
  4. 一般事務(0.24倍)
  5. 船舶・航空機運転(0.35倍)

ベストとワーストではこのような結果に。

 

職業別の解説―

上記の結果として出たベスト5位では、建築・土木系などで身体を動かして働く職業が多い傾向にあるようです。

また、上位5位には含まれていない職業ですが、次いで上がっていた職業では介護サービスが3.38倍という結果も出ています。

介護については、慢性的な人手不足と言われています。

今回の新型コロナウイルスによる影響で有効求人倍率の減少はあったものの、介護職は変わらず高い倍率を維持しており、

人手不足であることがこの倍率からも伺えます。

反対に低い倍率では、デザイナーなどの専門スキルが必要になるものや、

一般事務といった人気があり求人募集をかけるを募集が集中する職業では割合的に低い結果になっていました。

 

有効求人倍率と掲載職種の関係性―

この倍率から読み解くと建築・土木系の現場職・介護サービスなどの介護職といったものが「売り手市場」となっており、

その「売り手市場」=「求人掲載が多い」というように読み解くことができます。

つまり、

■建築・土木系の現場職

■介護サービスなどの介護職 などがハローワークに掲載が多い職種といえます。

 

まとめ―

今回ご紹介した有効求人倍率は転職活動をしていく方であれば、目にすることがある言葉です。

ですが、目にしたことがあっても、具体的にはどのようなものかわからない方もいたのではないでしょうか?

有効求人倍率が1倍以上が、企業で人材が不足している「売り手市場」、

反対に1倍以下が、就職が難しい「買い手市場」という状態のことでした。

コロナ禍ということもあり、職種によって就職が難しくなりがちですが、

有効求人倍率に目を向けることで、どのような職種で人材を求めているのかをみつけることが可能となります。

景気よって変化のある有効求人倍率ですが、転職の際に上手に活用してみてはいかがでしょうか?

 

福山転職ポストマンでは福山の求人のご紹介のみならず、

 スムーズに転職活動を行うための全面的なサポートを行っています。

福山の求人紹介、ご相談などサービスは完全無料ですので、

転職活動への不安をお持ちの方はぜひお気軽にご相談くださいませ。

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