工業高校を来年の3月に卒業します。就職先は探すというより学校に求人に来るところを先生が紹介してくれて、そこに面接に行くという感じです。進学は考えていませんが、全く違う分野で仕事をしたいのですが、高校自体に募集がなく不安です。料理人を目指しています。
あなたが中学生の頃から将来なりたいと思っていた職業はありましたか?
将来なりたい職業があり、それを目指し、高校を選択された人は少ないのではないでしょうか。
多くの人が高校や大学に進学し、さまざまな経験を経て、目指すべく職業を決めていくことだと思います。
なかには在籍されている学校とでは分野が異なる職業を目指したいと考える人もいるかもしれません。
分野の違いは学校側に来る募集や実績がないことから、場違いと感じ不安になることも。
ですが、分野違いから目指している職業を諦める必要はありません。
今回は「全く違う分野の高校を卒業しても料理人になることはできる?」についてご紹介します。
工業高校を卒業しても料理人になれる? ——
これまで高校で学んだこととは全く違う分野として、料理人になることは可能です。
これには2つの方法があります。
- 進学せず、飲食店などで2年以上の実務経験を積み、調理師試験を経て調理師免許を取得する方法
- 調理の専門学校などに進学し、1年以上調理について学び、卒業することで受験せずに調理師免許を取得する方法
調理師免許は必要? ——
「調理師」と名乗り仕事をするのであれば、国家資格である調理師免許の取得が必須となります。
ですが、レストランなどで調理をするうえで、調理師免許の取得は必須項目ではありません。
調理師免許を取得していなくても料理をお客様へ提供でき、お店の開業も可能です。
但し、無免許にも関わらず「調理師」と名乗ることは法律違反となり、罰せられるため注意が必要です。
即戦力になるのはどっち? ——
調理専門学校の卒業生は就職の際、即戦力になると人材と考えられ、卒業生の80%~90%の割合で内定先を見つけていると言われています。
その理由として、「調理師免許」を持っていることが挙げられます。
この資格を持っているかいないかで、飲食業界での信頼度に大きく差が出ます。
しかし、資格を持っていても仕事での拘束時間や仕事内容のきつさなどで離職率が高いと言われている飲食業界。
長く続けていくためには多くの苦労を乗り越えていくる精神が必要です。
*調理の現場では実務経験も重要視されます。
専門学校などで学び、調理についての知識を得ることも大切ですが、就職後は調理師免許の有無に関わらず、雑用からのスタートとなります。
調理師の就職先とは? ——
調理師の主な就職先は以下の通りです。
- レストラン(和食・洋食・中華・フレンチ・イタリアンなど)‥老舗店、ファミリーレストラン、居酒屋など
- 宿泊施設‥旅館、ホテルなど
- 施設‥病院、介護施設、保育施設、小中学校、企業の食堂、結婚式場など
調理師の就職先は多岐に渡ります。しかし、ホテルなど宿泊施設での正社員登用は少なく、初めは契約社員やアルバイトからのスタートが多いようです。
その他、飲食店で経験を積み、自身のお店を開く人も。
まとめ ——
調理師として働く場合、国家資格取得が必須です。
取得には実務経験を積む方法、専門学校に進学する方法と2パターンあります。
どちらの進路を選択しても、正解・不正解といった明確なものはありません。
早めに調理の世界へ飛び込みたい人は飲食店で働きながら資格取得を目指すのもいいでしょう。
反対に、しっかりと知識を身につけてから就職をしたい人は専門学校へ進学もおすすめです。
どのような進路を選ぶのか、一度じっくりと考えてみてください。
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