知的障害があります。一般の企業でのアルバイトに挑戦してみたいです。軽作業は問題なくできます。面接前に障害を伝えるべきでしょうか。また入社してからも気を付けることがあれば教えてください。
2024.01.26掲載
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知的障害があります。一般の企業でのアルバイトに挑戦してみたいです。軽作業は問題なくできます。面接前に障害を伝えるべきでしょうか。また入社してからも気を付けることがあれば教えてください。

「知的障害があっても一般の企業で働いてみたい!でも面接前に障害について伝えるべきなのか、入社できてからは何を気を付けたらいいのか」といったご質問をいただいています。

知的障害があっても、一般企業で働くことはできますが、企業に伝えることで何が変わるのかと思われている人もいるかと思います。

そこで今回は「知的障害を伝えるべきなのか。そして、入社後は何に気を付けるのか」についてご紹介します。

 

知的障害があることを事前に伝えよう —

面接前に知的障害があることを企業へしっかりと伝えておきましょう。

事前に伝えておくことで企業側も面接時に確認したい内容を前もって準備すこととができます。

障害について伝えることが怖い、等という理由から伝えるのが遅くなってしまうと内定後に働きづらい環境で仕事をしなくてはならないこともあります。

事前に伝えおくことで、お互いに気持ちのいい環境づくりができます。

 

障害の内容も具体的に伝えよう —

面接前、もしくは面接時にご自身の知的障害の具体的な情報を伝えておくと企業も配慮しやすくなります。

伝えておくといい情報は以下の通りです。

  • 障害の症状(波のある症状なのかどうか)
  • 得意なこと
  • 苦手なこと(苦手な業務・行動・人間関係など)
  • 健康面での配慮やお願いしたいこと など

特に苦手なことについては具体的に伝えておくようにしましょう。苦手なことは前向きな姿勢で伝えることが大切です。

■どのように工夫して働きたいのか

■どのように対策できるのか

これらを伝えることで企業も配慮しやすくなります。

 

その他、健康面についても配慮をお願いしたいことがあれば伝えるようにしましょう。

■週何日勤務が可能なのか

■残業ができるのか など 具体的に伝えましょう。

但し、全てを優先することは難しいこともあるので、配慮をお願いする時は優先順位をつけて伝えることが大切です。

 

入社後に気を付けたいこと —

続いて、面接を経て内定・入社となった時に気を付けたいことを6つご紹介します。

1.出社時間

始業時間は仕事を始める時間を言います。

出社後には仕事で必要なものを準備したり、制服に着替える必要のある勤務先であれば、着替えをする時間も必要となります。

出社時間に余裕を持つことで準備時間が確保でき、安心して始業時間に仕事を始められます。

また、余裕も持った行動は突然のトラブル(天候不良や災害・事故・急な体調不良など)にも対応ができます。

*もし、突然のトラブルで始業時間に遅れる時は会社に遅刻の連絡を入れましょう!

 

2.始業準備

仕事を始める前の準備は仕事をスムーズに進める上で大切です。しっかり準備しましょう。

■仕事で使用するものを用意する

仕事内容によって異なりますが一例は以下の通りです。

  • パソコンを起動する
  • ペンやメモなど道具を準備する

1日の業務で必要となるものを準備しておくと安心です。

 

■確認する

準備が終わったら次は以下の項目(一例)を確認していきましょう。

  • 勤務時間までに届いてるメールがないか
  • デスク上に置かれたメモがないか、あれば内容を確認
  • 当日に進めなければならない仕事を確認

これらを1つ1つ順を追って確認しましょう。

余裕を持って出勤することでゆっくり確認できます。

 

3. 勤務時間内

指示をしっかり理解してこと仕事は進められます。

仕事をスムーズに進めるために、仕事の内容とその目的を聞きもらさないように気をつけましょう。

気を付けるポイントは以下の4つです。

  1. 指示をあれば返事をする
  2. 必要な箇所はメモをとる(事前にメモ・筆記具は用意しましょう)
  3. 分からないことがあれば質問し、内容を認識できるようにする
  4. メモしたことを認識できているか復唱して確認する

 

4. 退社時

退社時には主に以下の2つを行いましょう。

■上司への確認・報告

1日に行った作業の成果を報告します。

*勤務時間内に問題が発生し、自分では対処しきれない場合も上司や同僚(先輩)に速やかに報告・相談しましょう。

 

■翌日の準備

翌日に何をするのか事前に指示がある場合、仕事を残して退社する場合には作業内容を整理しておくと翌日の仕事がスムーズに進められます。

  • 本日分の仕事は全て終わっているか
  • 終わっていない場合、上司や同僚(先輩)に報告はできているのか
  • 翌日の仕事内容の確認
  • 翌日の仕事内容が上司や同僚(先輩)に共有されているか

これらのチェックして退社すると安心です。

 

5.残業が必要になりそうな場合

残業が必要になりそうな場合は「何を何時までに終わらせる」のかを上司に必ず相談しましょう。

仕事に対し、前向きに取り組むことは良いことですが、全ての仕事を自分で抱える必要はありません。

上司や同僚(先輩)に相談することで、残業することなく勤務時間内に仕事を終わらせることもできます。

困ったことや難しいと感じたことは周りの人に頼ることも大切です。

 

6.挨拶

仕事をする上で挨拶はとても大切な社会人のマナーです。

出勤時には「おはようございます」

退社時には残っている人に配慮の気持ちを向けて「お先に失礼します」

上司や同僚に対して勤務時間内に声をかける場合は「お疲れ様です」

上司や同僚があなたより先に退社する場合は「お疲れ様でした」 と挨拶しましょう。

但し、「ご苦労様です」は目上の人(上司)が目下の人(部下)に対して使う言葉のため、使ってしまうと失礼です。上司や同僚には「お疲れ様です」と言うようにしましょう。

 

まとめ —

知的障害があっても障害がない人と同じ仕事をすることはできます。

しかし、仕事をする上で難しいこと感じる業務があることも事実です。

入社後に「こんなはずでは‥」とならないよう、面接前から知的障害があることを伝えておくと企業側も事前準備ができ、入社後の働きやすい環境づくりにも繋がります。

入社後は1人で抱え込むのではなく、上司や同僚に相談・報告をすること、ご自身では事前準備や時間に余裕をもった行動を心がけることが大切です。

 

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