就職お祝い金がもらえると聞きましたが、どうやって誰からもらうことができるのでしょうか。
就職や転職活動の際、目にすることのある就職祝い金。
求職者にとって、祝い金が支給されるのは嬉しいですね。
しかし、この就職祝い金は誰からどのようにしたら支給されるのでしょうか。
”不当な怪しいお金をもらうことにならない？”
”もらえるならどんな仕組みなの？”
求職者にとって疑問に思うことがあるかもしれません。
そこで、今回は「就職祝い金は誰からどうもらえるのか。仕組みや制度」についてご紹介します。
就職祝いとは —
一般的に就職祝いは、求職者が企業へ入社後、企業から求職者に対して支払う［臨時報酬］を意味しており、企業が多くの人を人材を募ることを目的に支給している制度です。
就職祝い以外に”入社祝い金” とも言われます。
以前は企業だけではなく、求人サイトが企業に代わって就職祝い金を支払っていましたが、2021年4月以降は職業安定法の改定から求人サイトでの「就職祝い金の支払いを目的とした応募」は禁止されるようになりました。
それによって、現在では就職祝い金の支払いが可能なのは基本的に企業と求職者間のみで行われています。
成功報酬制度 —
就職祝い金は “成功報酬制度” と言って、プロジェクト成功時に報酬が支払われる正当な制度で幅広い業界で導入されています。
［成功報酬制度を取り入れている業界］
- 人材紹介サービス（企業と人材紹介会社間）
- 不妊治療を行っているクリニック（クリニックと患者間）
- 弁護士（弁護士と依頼者間）
- 企業（企業と従業員間で賞与などの取り決め） など
就職祝い金の仕組み —
2021年4月以前は、以下の2通りの仕組みが一般的でした。
［求人サイト経由して応募］
- 企業が求人サイトに求人広告を掲載。その中で「就職祝い金 〇〇〇円」と記載する
- 求職者が求人サイトを経由して企業を応募し採用になる
- 求人サイトに企業側が成功報酬を支払う
- 採用された求職者には求人サイトから成功報酬の一部を「就職祝い金」として支払われる
［直接企業へ応募］
- 求職者を募集している企業が自社サイトなどで求人を掲載。その中で「就職祝い金 〇〇〇円」と記載する
- 求職者が求人に応募し採用になる
- 採用した求職者に対し、企業が直接「就職祝い金」を支払う
このように就職祝い金には2通りありました。
現在では、職業安定法に基づく改定が行われたことから、求人サイト経由での応募は禁止となり、直接企業への応募のみとなっています。
就職祝い金は企業によって異なる —
就職祝い金は正当な制度ですが全ての企業で導入しているわけではありません。
導入していても、企業によって支払われる金額も異なります。就職祝い金があるからとそれを目当てにするのではなく、将来の働き方を見据えて企業を選ぶようにしましょう。
まとめ —
2021年4月以前は求人サイト経由の応募でも直接企業への応募でも就職祝い金の支払いが行われていましたが、現在では企業と求職者間でのみ行われる制度になっています。
この制度は企業に採用された求職者が入社後に企業から支払わせる正当な制度の「臨時報酬」であり、決して怪しいものではありません。
しかし、企業によってこの制度を導入していない場合や金額にも差が生じることも。
企業選びは就職祝い金を重視するのではなく、自分が働きたいと思える企業に応募しましょう。
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